メールでご相談をいただきました。 「プロバイダを変更してから、インターネットが断続的に切れるようになったので診てほしい」とのことです。

お客様と日時を調整し、さっそくご自宅へ訪問してきました。

現状確認とヒアリング

まずは接続環境と症状のヒアリングからスタートします。

  • 回線: ドコモ光
  • プロバイダ: andline(アンドライン)※変更前はソフトバンクBB。
  • 宅内設備: ひかり電話ルータ(PR-400KI)を利用。
  • 無線ルータ: その配下に、プロバイダから届いた「ELECOM WRC-X1500GS2-B」を接続。現在は、このエレコム製ルータがメインルータとして機能している状態。
  • 接続方式: andlineのIPv6(v6プラス)を利用中。

症状の特定:IPv6はOK、IPv4がNG

詳しく症状を確認すると、「IPv6対応のWebサイト(YouTubeやGoogleなど)は見られるが、IPv4のみのサイトが見られない」という状態でした。

これはIPv6接続において、しばしば発生する現象です。 「一部のサイトは見られるが、他は見られない」という不安定な状態が、ユーザー側からは「ネットが断続的に切れる」と感じられてしまうのです。

検証とトラブルシューティング

原因を切り分けるため、以下の作業を実施しました。

  1. ルータの初期化・再設定: 改善せず。ファームウェアは最新状態。(※IPv4のPPPoE接続であれば問題なく通信可能)
  2. ひかり電話ルータの初期化・設定変更: 改善せず。(※こちらもIPv4のPPPoE接続であれば問題なく通信可能)

そこで、テスト用として持参していた無線ルータ(NEC PA-WX3600HP)に差し替えてみたところ、何の問題もなくIPv4・IPv6ともに接続できました。

日本のIPv6接続は「方式」が複雑

日本のIPv6インターネットには、多くの接続方式(IPv4 over IPv6)が存在します。

  • v6プラス(MAP-E方式)
  • transix(DS-Lite方式)
  • OCNバーチャルコネクト
  • クロスパス
  • v6コネクト

これらは、「ひかり電話の契約有無」「ひかり電話ルータの機種」「市販ルータの機種」などの組み合わせによって、自動判別がうまくいかなかったり、接続不可となったりするケースがあります。

今回の解決策

今回は、私のテスト用ルータをしばらくレンタルさせていただくことにしました。

その間に、お客様からプロバイダへ相談していただき、「レンタルルータを交換してもらうか」あるいは「ご自身で確実に対応するルータを購入するか」を判断していただく流れで着地。

「なぜ繋がらなかったのか」という原因がはっきりしたことで、お客様にも安心していただけました。

この度はご利用いただきましてありがとうございました。

(新潟市西区/個人)

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笹川 智志
笹川 智志

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